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【映画】見えない目撃者の詳しいあらすじ・ネタバレを含めた感想

見えない目撃者|東映[映画] (toei.co.jp)

主要登場人物

※敬称略

・浜中なつめ(吉岡里帆)

・国崎春馬(高杉真宙)

・盲導犬パル(ラブラドールレトリーバー)

・吉野直樹(大倉孝二)

・木村友一(田口トモロヲ)

あらすじ

なつめの失明の原因

主人公の浜中なつめは警察官を志し、警察学校にて優秀な成績を修めます。

その警察学校卒業の夜、街で仲間とたむろする弟を見かけたなつめ。

まだ弟は高校生なこともあり、「何やっているの、帰るよ」と声をかけます。

なつめに引っ張られ、渋々帰る弟。なつめが運転する車で家路に向かいます。

警察学校卒業後は入寮するようですが、この時は卒業した夜の為、弟と実家に向かっていたようです。

事件はこの帰り道に起こります…。

なつめが運転する車の助手席に座る弟。走行中、手に持っていた鈴がついたキーホルダー?のような物を落としてしまいます。

落とした先は運転席の足元。

弟は思春期なのか、先ほど無理やりなつめに、仲間達から連れ戻されたからなのか不機嫌に「取って」と言います。

ですが、なつめは運転中。自分で取ってと返します。

けれども弟が取って!とプチ切れ。なつめが折れて、仕方なく足元の鈴を探します。

走行中の為、周囲に気を配りながら、腕を伸ばして鈴を探すなつめですが……

鈴を拾い、顔を上げた瞬間、横からトラックが。

慌ててハンドルを切ったものの間に合わず、車は横転。

トラックの運転手に助けられ、逆さまになった車から、なんとか脱出できたなつめ。

しかし弟は意識がありながら、脚が挟まり抜け出せません。それだけでなく、車体からはオイルが流れ出て、今にも燃え上がりそうです。

トラックの運転手に、爆発するぞと遠ざけられるなつめ。

弟の助けてという声が響く中、なつめには声は聞こえるのに、どこにいるのか見つけられません。

事故の衝撃で、両視力を失ってしまったのです。

そしてーーーーー

事故により視力、警察官としての職、その上に何よりも最愛の弟を亡くしてしまいました。

視力を失ってからのなつめ

それからのなつめは、母親と盲導犬のパルと実家暮らしをしています。

また、目が見えないため、音声を聞き取りながらの文字おこしの仕事に取り組んでいます。

ある日母親に「弟の墓参りに行こう」と誘われるなつめ。しかし弟の死から3年経った今も、弟の死を乗り越えられず、弟が眠る墓石に辿り着く前に「やっぱり行かない、パル ゴー」と言い、母親を墓場に残し帰ってしまいます。

スマートフォンで音声案内のマップを頼りに、家路に向かうなつめとパル。辺りは既に陽が落ち、真っ暗です。

その時、なつめのすぐ横を一台のスケボーが通り抜けていく音が。

そして直後に、スケボーの進行方向から車の急ブレーキ音と「大丈夫?」という声が聞こえました。

スケボーと車の衝突事故があったと感じたなつめは、急いで音がした方向に向かいます。

目が見えないながらも、周囲の音でなんとなくのイメージが浮かびます。

車に近づくなつめ。運転手の気配は感じられず、車内からは大音量のラジオが流れています。

すると中から後部座席の窓を激しく叩く音がします。誰かが中に閉じ込められていると気が付いたなつめはドアを開けようとしますが、開きません。

「助けて、連れていかれる」という少女らしき声を聞き取ったなつめは名前を尋ねます。

「レイサ」と答える少女。

しかし運転手が戻ってきてしまいました。運転席に乗り込み、勢いよくドアを閉めその場から走り去ります。

誘拐事件が起きたと気づくなつめ。

「見えない目撃者」というタイトル通り、図らずもこの事件の唯一の目撃者となり、物語が始まっていくのです…。

以下ネタバレありの感想

ここからはネタバレありの感想をお話しします!

まず思ったことそれは…

高杉真宙さんかっこよすぎない!?!?

綺麗な俳優さんだなと前から思っていましたが、めちゃくちゃイケメンだなとよくわかりました(笑)

スケボー少年の春馬(高杉真宙)と事件を解決していくのですが、このコンビが良い。

捜査に無関心だった春馬ですが、次第になつめの熱に動かされて協力的になっていきます。

個人的に2人の好きなシーン

なつめ、春馬、誘拐されたレイラの知り合いの女子高校生とカフェで話すシーンがあります。

女子高校生がなつめに「写真撮ってインスタにあげてもいいですか?」と尋ねます。

なつめは良いですよと、手櫛で髪を整えます。

「かわいい~」と言いながら写真を撮る女子高校生。

なつめは恐らくカメラがあるであろう方向に向かって微笑みます。

実はこの時、女子高校生がカメラを向けた先はなつめではなく、盲導犬のパルだったのです。

後になつめは撮られているのが自分ではないと気が付くのですが、その一部始終をにやにやしながら見る春馬がとても良かったです。はい。

登場人物みんな可愛くて、このシーンが本当にお気に入りです!!!

フラグ立ちまくりの刑事さん

長者町警察署の吉野刑事と木村刑事が捜査にあたってくれます。この2人も春馬のように、事件に対して懐疑的だったものの、なつめの鋭い洞察力や元警官ということを知り、事件が本当に起こったことだと気が付くのです。

木村刑事は定年間近の刑事。吉野刑事と定年後に何をするか…等の話しをするわけです。

完全にフラグ!!!

この未来の話をする感じ、長生きできないだろうな~と思ったら案の定。

警察官なのに不用心すぎないか?と思う死に方をしました木村刑事。

吉野刑事は死なないかと思いましたが、割と残忍な死に方でしたね。

犯人と格闘の末、死亡しましたが、頭に包丁をいれられました。

スイカを切るときのようにパッカーンと。

さっさと発砲すれば良かったじゃん!!と画面の向こうでため息つきました。

このシーンについては、とある口コミサイトで、頭蓋骨はあんな簡単に割れないとレビューされており確かにと思いました(笑)

犯人が誰なのか察しがつく

筆者は途中で犯人が誰なのか察してしまいましたよ。

結論からいいますと、犯人は長者町警察署の警察官 日下部(浅香航大)です。

まさかの同じ署内に犯人がいたんですよね。

なぜ日下部が犯人だと気が付いたかというと、木村刑事が日下部に補導の記録を調べてもらうシーンがあります。

映画の始まりでキャストの名前に浅香航大さんの名前が流れるのですが…

この補導の記録を調べるシーンと、署内の食堂でしか日下部が出てこないのです。

浅香航大さんこれしかでないわけないよねーえ、まさか犯人?と思ったらこれもまた案の定でした。

まそうですよね、犯人役をするくらいですから有名な役者さんですよね。

ということで、犯人が警察官!?と物語が盛り上がった時にはやっぱりか……というセルフネタバレを喰らった気分でした(?)

物語の結末

ハッピーエンドといえるでしょう。

いやでも、刑事2人は死亡、救えなかった少女も多くいる為、手放しでハッピーエンドだああ!とは言えないかもしれませんが…。

でも最初なつめに助けを求めた少女レイサは救出でき、なつめも春馬も無事でした。あと盲導犬パルも!

途中なつめが日下部に追いかけられるシーンがあります。日下部に追い詰められるのですが、パルがなつめを守り日下部に飛び掛かります。しかしパルは日下部に刺されて、倒れてしまうのです。

動物が刺されたりするシーンは心臓がギュッとなりますね…。

すぐに動物病院に搬送されたものの、安否はずっと不明でした。

しかし物語の最後で、なつめと共に弟のお墓参りに来たパルの姿が!

またそこには母親と、春馬もいます。

そこで春馬がなつめに言います。

「俺 警察官になれるかな?」

「絶対なれる」となつめは答えます。

こうしてこの物語は幕を閉じるのです。

まとめ

今回はNetflixにて視聴をしました。これが映画館だと大画面で更に迫力や緊迫感があったのではないかと感じました。

Amazon Primeでも視聴できるようです。

R15指定でしたが、そこまでグロテスクさは感じられませんでした。

気になる方は是非観てみてください!

前回の記事はこちら👇

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